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過去の理事長挨拶

 厳しかった冬がいつの間にか消え去って、桜前線は追われるように北上を速めております。会員の皆様もそろそろ研究活動全開モードに入っていることと拝察いたします。
第21回日本胎盤学会学術集会は平成25年10月25・26日に学術集会長吉川史隆教授(名古屋大学大学院医学系研究科)の主催によって名古屋駅近くのウインクあいちで開催されました。特別講演、シンポジウム、ワークショップなどは胎盤の炎症やEVT 等の最近の知見の発表に聴衆者は釘付けになり、そのあとは熱心な質疑応答が続いていました。吉川史隆教授が開会式で宣言された思惑どおりの熱気あふれる学術集会となりました。
吉川史隆教授並びに教室員皆様による見事な学術集会の企画・運営に対し心から敬意と感謝を表します。
平成25年度日本胎盤学会(JPA-2013) 総会は平成25年10月25日に、ウインクあいちにて開催されました。当日までの会員は378人(新入会員50名、退会者19名)で、理事会、評議員会で承認されました平成24年度収支決算、麻生 武志 名誉会員推挙、平成27年第23回日本胎盤学会学術集会長 竹下 俊行 教授が承認、また、JPA 役員改選日程、IFPA-2013 などの報告がされました。
 次回JPA理事会は今回の理事長、理事、評議員選挙の結果報告と新役員会のスタートとなります。4月19日土曜日07:30  於:国際ホーラムG701 で開催されますので、ご出席をよろしくお願い致します。

平成25年度日本胎盤学会総会ならびに第21回学術集会開催のご挨拶
日本胎盤学会 理事長 高山雅臣
 この度、名古屋大学大学院医学系研究科産婦人科教授 吉川史隆教授が第21回日本胎盤学会学術集会をウインクあいちで、平成25年10月25・26日と主催されます。その期間中25日に平成25年度日本胎盤学会総会を開催致します。第1日には併せて第31回日本絨毛性疾患研究会も主催されます。
 名古屋大学には、私たちの年代では、石塚直隆教授、友田豊教授、水谷栄彦教授と有名な教授方が、日本の胎盤学、絨毛性疾患研究における研究レベルを常にリードしてこられ、大きな業績を残されましたので、国内のみならず国際的にも名古屋大学産婦人科学講座は広く知れ渡っております。本学会での数々の場面で見られた各教授の講演や質疑応答での雄姿がつい数年前のことのように思い出されます。その後を継がれた吉川史隆教授も本学会の運営活動に大変ご尽力をいただいておりますが、今回、主催される両学術集会では往時が彷彿としてよみがえる熱気と緊張感が漲る学術集会、また、達成感や満足感が溢れる楽しい懇親の場が体現できるのではないかとプログラム・抄録集を見ながら期待しております。
 昨年の広島大学産婦人科学教室工藤美樹教授主宰で行われましたIFPA2012 Hiroshimaで授賞された会員はもとより、次回こそはと目標を定めた多くの若い会員皆さんの積極的なご参加をお願い申し上げます。
 最後に、学術集会をご準備いただきました吉川史隆教授並びに教室の皆様に心よりお礼申し上げます。
(2013年10月21日〜2014年3月31日掲載)

日本胎盤学会 理事長 高山雅臣
 日本開催3回目のIFPAが2012年9月18日から21日まで広島で行われました。学術集会長は広島大学工藤美樹教授で、周到に準備された学術企画と学会運営は見事で各国代表からも称賛の言葉を沢山いただきました。学会は4日間の短い間ではありましたが非常に中身は凝縮されており、基調講演2題、受賞記念講演(Senior Award, Gabor Than Award, Trophoblast Research Award)、3つのシンポジウム、12のワークショップ、New Investigator ポスターセッション、ECRセッション、ポスターセッション(250題)、ランチョンセミナー等の学術企画のほか会長招宴、歓迎会、ガーデンパーティ、ガラディナーの楽しい催しもありました。
 学会賞(The Elsevier Placenta New Investigator Award)は京都大学 最上晴太先生が受賞し、また、YW Loke New Investigator Travel Award 2012には多くの日本研究者が授賞されたのは大きな喜びでした。またJPAの相馬賞は日本大学 多賀麻里絵先生、慶應義塾大学 江口拡美先生、京都大学 松本久宣先生が選ばれました。
 さて、海外からの参加者からも絶賛をいただいた今回の学会を振りかえってみると、やはり工藤教授の長年のIFPA 参加活動による実績が十分生かされたと推察できます。3.11原発災害報道が世界中に広がった影響で一時は開催地が変更されそうな形勢にまでなりましたが、Yoshiはめげずに学会を主催するぞとの強いメール発信に、工藤教授の英国留学中に研究活動をともにした仲間が多いEUが全面的にYoshiを応援してくれました。結果として29カ国からの国外参加者数156名、国内参加者数193名という素晴らしい数字がその事を示しています。研究仲間というのは有り難いものです。昨年より新年にかけて日本の政治的外交問題の難しい事態も発生していますが、やはり色々なチャンネルを通してできた仲間が知恵を貸してくれ、応援してくれるのはいつの時代でも何処の世界でも同じで、その日ごろの心がけが大切ではないかと思います。今回参加されたJPA若手研究者も積極的にIFPAの研究施設にのりこみ友達作りをして頂きたい。各国の研究者募集の広告も本会HPで紹介しておりますので利用してください。
 学会期間中に日本胎盤学会理事会は9月17日に、評議議員会は19日に開催されましたが、第22回学術集会長吉川史隆名古屋大学教授主催の次の第23回は京都大学小西郁生教授の主催が承認されました。一方、IFPA理事会では今後のIFPA開催は
2013年9月11−14日Canada, WhistlerでIsabella Caningia教授主催
2014年9月9−14日France, ParisでDaniele Evain Brion教授主催
2015年9月8−11日Australia, Brisbaneで開催
が承認されました。
 学会の学術誌であるPlacentaのImpact factor が3.693に上がっています。投稿論文は25%増加し、南米と中国からの投稿数増加が著しいとの報告もありました。日本発の論文数は少し回復してはいますが、以前のレベルには回復していません。JPAの若い会員の皆さんも今回の学会発表を論文にしてPlacentaのIF上昇に貢献して頂きたいと思います。
 最後に、IFPA2012 Hiroshimaにおける工藤美樹学会長の見事な采配に心から敬意を表すとともに、学会長をご支援いただき、それぞれの分担をお勤め頂きましたJPA理事、評議員の先生方に心よりお礼申し上げます。また、準備いただきました広島大学産科婦人科医局の皆様、同門会の先生方に心からお礼申し上げます。
 今年のIFPA 2013はカナダです。皆さん、学会に参加し、雄大な景色を眺め、リフレッシュしましょう。
(2013年9月3日〜2013年10月21日掲載)

日本胎盤学会 理事長 高山 雅臣 
 IFPA Meeting 2012 Hiroshima 開催まで後2週間となりました。
広島大学工藤美樹学術集会長の采配の下、組織委員の先生方、事務方もいよいよ本番にむけて忙しくなり、緊張感も一段とたかまって毎日をお過ごしと拝察いたします。
 この度のIFPAはTokyo1998, Kobe2006に続いて3回目の日本開催となります。しかし特に今回の開催には工藤会長の大変なご苦労がありました。昨年3.11災害直後, IFPA Colin Sibley会長からの発信でIFPA理事の方々からJPA会員宛てお見舞いのメールが入り、感激いたしました。しかし、一方では広島でのIFPA開催は無理ではないか、日本開催で他のアジア都市で開催してはどうだ、広島開催は後廻しで2012は他の欧州、南米などの何某国が開催したいと手をあげるなど、激しくメールが飛び交う状態が3週間ほど続きました。私も工藤教授に連絡をとり主催意思が変わらないことを確認し、直ちにColin会長に広島開催計画に変更ないこと、地理的にも広島は福島とは離れていて放射能の影響はないことを放射能測定値入りの地図を添付して送り、理解を求めました。無論、工藤会長からもご自身の開催決意が強くアピールされたこともあって、Collin会長決断でそのまま変更なしでIFPA2012 Hiroshimaを開催することがメールで各国理事に伝えられた結果、メール交信も静かになってきたことで本当に安堵しました。
 昨年、IFPA Meeting 2011 Geilo での理事会にて正式に工藤教授提案の広島での日程や参加費についての微調整が理事会で議論されて、承認されました。大きな激励の拍手で工藤教授の笑顔が一層明るく、紅潮されたのが印象的でした。そのようなことで、工藤会長及び教室の皆さんも大いに気合を入れて期待にこたえるべく準備を進めていると思います。JPA会員の皆様も参加、発表、討論, ロビー外交などで学会を盛り上げ、ご支援を頂ければ、それが各国からJPAへの激励に対し最大の謝意を表すことになると思いますので宜しくお願い致します。
(2012年9月3日〜2013年2月4日掲載)

日本胎盤学会 理事長 高山 雅臣
 第19回日本胎盤学会(JPA)が日本大学 教授 山本樹生 学術集会会長のもとで去る9月30日~10月1日の期間で東京ステーションコンファランスで開催されました。特別講演2題やシンポジウム2題をはじめ多くの一般演題が2会場を使って発表されましたが、今回も千葉大学 教授 生水真紀夫 第29回日本絨毛性疾患研究会会長の協力のもと合同学術集会が企画されて、両学会が互いに相乗効果を盛り上げた学会となりました。このような学術集会を企画された山本樹生教授に心からお礼を申し上げるとともに、周到な準備をされた日本大学産婦人科教室のスタッフの皆様へ心から敬意を表し、お礼申し上げます。また、理事会、評議員会、総会では今期役員のご承認を頂き感謝申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。
 さて、日本胎盤学会に先立ちIFPA 2011-Geilo, Norwayが9月14~17日で開催されました。そこでの理事会で正式にIFPA 2012-Hiroshima 開催が承認されたことが、私どもJPAにとりましてもっとも重大で、うれしいニュースとなりました。3.11東日本大震災後IFPA理事長から激励のお見舞いメールを頂き感激しましたが、一方では開催が無理ではないかとのIFPA理事たちの数かずのメールが飛び交っていた後だけに主催候補者広島大学 工藤美樹教授も感慨深いものがあったと思います。13日に続いて14日に開催されたIFPA理事会での学会組織構成、学術企画、予算、資金集めの現況、会場とアクセスなどの工藤教授の説明に対し日程の短縮などの注文もありましたが、工藤教授の気魄が伝わり、結果的には全員好意的に賛成の拍手で承認してくれました。翌日からのロビー外交も色々と注文や意見があって工藤教授も大変のようでした。今後は、広島での学会を神戸での丸尾 猛会長主催IFPAと同様、盛会になりますようJPAは総力挙げて支援しなければなりません。幸い、今回のJPAでは理事会、評議員会、総会とも工藤教授の説明に皆さん納得し、賛意を示していただきました。会員皆様に心からお礼を申し上げますとともに、開催までの12カ月間ご協力を、特に若手会員の登竜門であるNew Investigate Awardや相馬賞受賞の機会を逃さないように、若手会員のご指導をよろしくお願い申し上げます。
(2011年10月17日〜2012年9月3日掲載)

震災時に関しますIFPA理事長からのメール




 日本胎盤学会 理事長 高山 雅臣 
 昨年、8年ぶりで日本においてInternational Federation Placenta Association(IFPA)Meetingが開催されました。
 神戸大学大学院医学系研究科女性医学教授丸尾猛先生が学術集会長として、同時に第14回日本胎盤学会学術集会の会長をかねて9月6日から9日まで神戸国際会議場で開かれました。320名以上の参加者があり、半数以上が海外からの出席者という国際色豊かな学会になりました。学術的評価も高く、JPAの面目躍如たる素晴らしい会に成りました。学会総事務局長の富山大学斉藤滋教授を初め、 JPAの皆さんが丸尾会長の下に計画し、準備を整え、学会開催中も会を盛り上げてくださったのが、よく見てとれ、印象深く思い出されます。これも丸尾会長の御人徳のお蔭と敬服いたしました。勿論、Kansas仕込みらしくない、流暢な標準米国語を駆使されて学会懇親会を華やかに、明るくしてくださった丸尾学会長婦人は正にfirst ladyで、学会へのご理解を心からお礼申し上げる次第です。また、望月真人神戸大学名誉教授を初め教室や同門会の暖かいご支援と数々のお心配りに心から感謝申し上げます。IFPAの参加者は神戸の美しい港、六甲山、美味しい食べ物、そして心のこもったお持て成しに心酔しながら帰路に着いたことと確信します。
 主催学会本部チームの皆様、JPA支援金をお送りくださった会員の方々、ご参加いただいた皆様にJPA理事長として心からお礼申上げます。さて、今年は国際絨毛性疾患の学会と併せてJPAが九州大学和氣教授会長の主催で開催されます。どのような素晴らしい学会になるか、会員皆様でどのように盛り上げることができるか、楽しみです。
 ご支援宜しく御願い致します。

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